作家紹介 Artist

澁谷瑠璃 Rury Shibuya

東京に生まれる。
2011年
早稲田大学 第二文学部 表現・芸術専修卒業。川口起美雄に師事、古典絵画技法を学ぶ。
2012年 二人展 銀座stage
2013年 グループ展「punkt」青木画廊
2016年 個展「同じ星からきた」青木画廊luft
2017年 個展「額縁をこえろ」銀座reverse
2018年 個展「こんな愛でよければ」青木画廊luft
2019年 個展「telepathy from TOKYO」中国国際展示空間(香港)
二人展 JINMO gallery
個展「期間限定の身体 time-limited body」東邦アート
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神殿 58.0×505cm 神殿 58.0×505cm 
2019年制作 油彩・ガラス
透明 Ⅱ  透明 Ⅱ 27.5×20.0 cm 
2019年制作 油彩
受肉 Ⅱ  受肉 Ⅱ 22.6×18.5cm 
2019年制作 油彩
「期間限定の身体  Time-limited body」澁谷瑠璃展

人間の肉体と魂の関係は、車と運転手のそれによくたとえられる。
たとえ事故で車が壊れてしまったとしても、運転手はそれを乗り捨てて新しい車に乗ることができる。
たとえこの身体がもしだめになってしまっても、魂は今の私の肉体を捨て、次の新しい肉体に入る、のかもしれない。
生きていれば、傷がつくことだってある。車のように。
年季が入れば、新車同然のようにはいかないだろう。少し悲しいけれど。
この身体には、期限が定められている。
いつまで使えるのかは知らされていないけれど、期間限定の身体である。
私と違って、絵の中の少女達の肉体は期限付きではない。
おそらく、半永久的に変わらぬままそこにいるのだろう。
そんな彼女達の存在が少し羨ましくもあり、またほんの少し可哀想にも思う。
永遠の命があっても、少し退屈なのかもしれない。
期限付きでないと、全う出来ない使命もあるのかもしれない。この期限付きの身体を使って、私にはどれだけのことが出来るだろう。
微かであっても闇に光を。
そして、今よりほんの少しでも美しい世界になることを。
随分昔、この身体を使って、私は絵を描くことに決めた。
多分、それだけしか出来ないから。いや、それさえ出来れば充分である。